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インプラントの豆知識

Trivia

インプラント治療における「仮歯」とは

『インプラント治療における「仮歯」とは』イメージ

インプラント治療では、人工歯の上部構造を支えるために、歯根の代わりとなる土台を埋入する手術から始まります。歯ぐきを切開し、顎の骨に穴を開けてインプラントを埋入します。傷が治ったり、インプラント体が顎の骨や周辺組織としっかり結合するためには、数カ月かかることがほとんどです。この間に歯が無い状態で放置することは、さまざまなデメリットにつながるため、歯の機能の代用として入れておく必要があります。

仮歯のまま治療中断するのは危険!

インプラントの仮歯の状態で治療を中断するのは危険です。仮歯はあくまでも期間限定で使っていただくものです。仮歯のまま治療を中断してしまい、放置するとインプラント自体にも影響が出てくることがあります。

インプラント周囲炎

インプラントを入れてしばらくは調子がよかったものの、数年後に痛みが出てくるケースがあります。そのほとんどの原因は、インプラントの歯周病「インプラント周囲炎」と呼ばれるものです。「インプラント周囲炎」は歯周病と似ていますが、歯周病よりも症状に気づきにくく、悪化しやすいという特徴があります。インプラント周囲炎を防ぐために、原因、症状、治療法などについて理解しておきましょう。

インプラント周囲炎ってどんな病気?

インプラントをして虫歯の心配は無くなりましたが、インプラント周囲炎になる人が多くみられます。
インプラント周囲炎は、歯周病に似ている病気です。
歯周病は天然の歯と周囲の組織に炎症が起こりますが、インプラント周囲炎は、インプラントと周囲の組織にできる炎症のことです。
インプラント周囲炎は、やっかいなことに進行がとても速いのです。歯周病の10~20倍も速く悪化していきます。
これは、インプラントが天然の歯と比べると栄養血管が少なく、炎症に対して抵抗する力が弱いからです。
そして、進行しても歯周病のように自覚症状が出ないところも恐いのです。
歯周病であれば、進行すると、歯がぐらぐら動く、歯茎が腫れる、歯茎から出血する、痛みが出るなどの症状が現れるため、本人が気づきます。
しかし、インプラントの周囲炎は、かなり進行していても自覚症状がなく、不自由することなく食事もできるのです。
歯周病と同じように歯ぐきが腫れた、歯ぐきが痛い等の症状に気づいたときには、かなり重症化していることがあります。
また、気づかずそのまま放置しておくと、インプラントの周囲の骨が無くなることで、ある日突然ポロッと取れてしまうのです。
そうなってからでは、かなり進行していることになります。

インプラント周囲炎の原因はなに?

『インプラント周囲炎の原因はなに?』イメージ

インプラント周囲炎の原因は、インプラントに付着した歯垢(プラーク)やバイオフイルムと呼ばれる細菌のかたまりです。
歯垢やバイオフイルムは天然の歯だけではなく、インプラントにも付着するのです。
毎日の歯磨きが十分ではない、定期的に歯医者でメンテナンスを受けていないと、細菌が増え続けます。すると、インプラントを支えている顎の骨にまで達してしまい、感染してしまうのです。
放っておくとどんどん進行していくので、進行を止めるためには治療が必要になってきます。

インプラント周囲炎の治療や対策は?

インプラント周囲炎の治療は、まずは細菌を除去することから始めます。
器具や機械で、インプラントの周囲にたまっている歯垢を落としていきます。
また、インプラントと歯ぐきの間に薬剤を入れて洗い流したり、薬剤でうがいをしたりして、口の中の細菌を洗い流します。 しかし、これではなかなか改善しないことが多いです。
そこで、抗生物質を注入し、飲み薬も併用する必要があります。
徹底して細菌を無くさないと、バイオフイルムは破壊することができないからです。
しかし、薬を長期間使うことができません。
インプラント周囲炎の根本的な原因の細菌を断つには、歯周病と同じように外科的手術が必要です。
外科的手術では、麻酔をした後に歯肉を剥がしていきます。インプラントの人工歯根が見える状態で、感染した歯周ポケットを除去していくのです。そして、薬剤や器具を用いて人工歯根の表面を拭いたり磨いたりします。
通常であれば、この操作が終わった後に傷口を閉じて終了となりますが、感染によって失った歯ぐきや顎の骨を回復させるために、再生療法が行われることもあります。
また、インプラント周囲炎の進行具合によっては、いったんインプラントを撤去することがあります。その後、骨が回復してきたら、もう一度インプラントを埋め込むこともできるでしょう。

インプラントの手術中・手術後に感じる痛みと対処法

インプラントの痛みについて気になっている方もいると思います。インプラントは麻酔をして行いますので、手術中に痛むことはありませんし、術後も痛み止めで痛みを抑えられます。痛みを取り除く麻酔の他にも不安や緊張を取り除く効果のある「鎮静法」というのもあります。ope後、痛み・出血がなくなってから、ゆっくり来宅して頂きます。

インプラント治療は痛い?治療後の痛みや腫れについて

インプラント治療は手術を行いますので、手術後の痛みや腫れは無視することができない問題です。ですが、インプラントの手術の術前、術後の対処によって、痛みや腫れの程度を軽くすることが可能です。歯科麻酔医が手術前、手術後、点滴により、腫れ・痛みを防ぐようにしています。

インプラントのケアにはどんな歯ブラシがおすすめ?

『インプラントのケアにはどんな歯ブラシがおすすめ?』イメージ

一般的な電動歯ブラシは、操作が難しい点と扱い方によっては天然歯やインプラントを傷つけるおそれもありますので、そこでまでおすすめすることはできません。普通の歯ブラシでは、どうしても磨き残しが発生してしまうという人には、電動歯ブラシが大きな力を発揮してくれることもあります。
一方、音波歯ブラシや超音波歯ブラシは、比較的操作法がやさしく、歯や歯茎、インプラントを傷つけるおそれも少ないため、インプラントのケアにはおすすめといえます。また、歯周病に対する予防効果も高いため、インプラント歯周炎を予防することで、結果的にインプラントの寿命を延ばすことにもつながります。

インプラント後は清潔に!デンタルフロスを使用したケア方法

『インプラント後は清潔に!』イメージ

インプラントは、1本単位で埋め込むことのできる素晴らしい補綴装置ですので、基本的に天然の歯の隙間に設置されます。そのため、インプラント後は治療前と同じような歯磨きを行えば良いといえるでしょう。ただ、人工の歯だけあって、天然の歯よりはプラークなどがたまりやすくなっています。特に歯と歯の間は、丁寧にお手入れする必要があるといえるでしょう。そこで、積極的に活用したいのがデンタルフロスです。おそらく、インプラント後に歯医者さんからも説明があると思いますが、インプラントのお手入れにはデンタルフロスが非常に有効であるといえます。

当院のインプラント治療の特徴

虫歯や歯周病などが悪化し、それが原因となって歯が失われたところに、チタニウム製の人工歯根を埋め込み、その上に補綴物(歯冠)をはめ込む治療方法のことを「インプラント」と呼びます。

従来の治療方法では、例えばブリッジの場合、隣り合った健康な歯を削らなければいけない、入れ歯の場合はバネで両側の歯を痛めてしまうなど、健康な歯への負担が課題となっていました。

それを解決すべく登場したのが「インプラント」です。

周囲の歯に負担をかけずに、入れ歯などに特有の異臭がすることなく、見た目も強度も使い心地も天然歯とほとんど同じように噛むことが出来るようになりました。
当院では3つのインプラントメーカーよりご希望のものをお選びいただけます。

くまがいデンタルクリニックの
選べるインプラント

くまがいデンタルクリニックで使用するインプラントは、信頼のおける大手インプラントメーカー『アストラテック・インプラント』と『ストローマン・インプラント』、日本シェアNo.1のジンマー社『カルシテック・インプラント』という高品質のインプラントを使用しており、ご希望に合わせお選びいただくことができます。

特徴 価格 保証 詳細

アストラテックインプラント


世界最高レベル


30万円(税抜き)


10
(3カ月ごとの定期検診を継続していただける場合に限る)


高水準医療国であるスウェーデンの世界的な製薬・医療器具メーカーが開発した製品です。 その研究開発力と長期安定性は世界中の歯科医療関係者の間で高い評価を受けています。

ストローマンインプラント


世界シェアNo.1


30万円(税抜き)


10
(3カ月ごとの定期検診を継続していただける場合に限る)


世界シェアNo1のメーカーで、伝統と実績に伴う高い信頼性があります。臨床数とエビデンスに基づいた豊富な研究結果が報告されているインプラントです。

ノーベルバイオケア


50年以上の歴史を持つ


30万円(税抜き)


10
(3カ月ごとの定期検診を継続していただける場合に限る)


ノーベルバイオケア社(スイス)は、世界で始めて製品展開したインプラントです。生体親和性および骨との親和性に優れる「純チタン」の表面に「タイユナイト」と呼ばれる表面加工が施されており、周囲の骨形成が促進されると言われています。

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